2023/03/25
White colored pencil on black drawing paper
そこに境目はあるのだろうか
善と悪、白と黒、好きと嫌い、どちらかに決めなくてはいけないのだろうか。どちらでもない、若しくはどちらでもあるという回答、意見ではいけないのだろうか。何が正義と言えるのだろうか、そもそもそこに境目って存在するのだろうか。そんな疑問の提唱から始まった作品。
僕たちは物事に対して分かりやすいものを求めていたり、理解できないものに対しては拒否反応が出てしまうことが多いなとよく感じる。決してそれが悪いことであるとか、そうでないことが良いという訳ではなくて、二元論的思考であると物事の解釈が「良いか、悪いか」など、二択で収まってしまう。それはとてもつまらないと僕は思う。想像をして慮ることをしなくなってしまいそうだから。
当たり前だけどそもそも同じ人間などいないし、それだけ多くの考えや意見が存在している。題名の「善と悪」のような考え方って美化されすぎているんじゃないか?そんなことを考えて白と黒の二色展開で分かりやすい構図で描いてみた。